正和先生のお料理教室

6月17日(金) 正和先生のお料理教室が行われました。
親子9組の参加で、一番小さい子が生後3ヶ月。
いつものボランティアさんが4名全員来られなくて、
急遽、章子さんが親子料理教室を担当してくれている、
まほさんにお願いをして、まほさんのお友達のジアさん(5人のママ!)も
赤ちゃん&子供の面倒を見てもらいました。

☆☆メニュー☆☆
◎新しょうがの炊き込みご飯
◎豚肉の八幡巻き
◎牛乳からつくるレアチーズケーキ


今回のテーマは”この夏を元気に過ごすために!”
小さな赤ちゃん、子供はもちろん、お母さん、お父さんがこの夏の暑さに
負けないよう、元気に過ごさなければなりませんね。
無理のない規則正しい生活、そして何よりも食生活を意識して、
強い身体を作りましょう!


まずはレアチーズケーキの土台生地作りです。
今回は”森永のCHOICE”(黄色い箱)を使いました。
ミキサーで砕き、ボールに入れ、ピュアココアパウダー、マーガリ
を練りこみ、しっとりさせ、フラン型の底と周囲にしっかりと
貼り付けます。 そしてこれを冷蔵庫で冷やします。

ミキサーを使わない場合は、ビニール袋でしっかり細かく砕きます。
"森永のMARY”(赤い箱)のような水分の少ないビスケットを使う場合は
牛乳を加えてしっとりさせましょう。

よくあるこのタルト型は”フラン型”を言うそうです。
波型がユーロ共通通貨になる前のフランス硬貨"フラン”に
似ているから。 
底の面を上に押すと簡単に型から取れるようになっています。


続いて、チーズケーキ本体を作ります。
牛乳からチーズケーキ??? 牛乳プリンになるんじゃないの?
って思いますよね。 クリームチーズは使いません。


牛乳をお鍋で熱して、米酢(レモン汁でも)を加え、
大きく揺らしていくとだんだんチーズが固まっていきます。
カテッジチーズになりました。
カテッジチーズは水分80%のフレッシュチーズです。
他のチーズと較べて、低カロリーで塩分、脂肪分も少ないんです。
クリームチーズから作るよりもヘルシーです☆


水分も澄んできたら火を止め、5分くらい経ったら
ガーゼでこします。
軽く絞ってボウルにいれ、砂糖を加えて滑らかになるまで
よく混ぜます。

粉ゼラチンと水を電子レンジで30秒温めてゼラチン液を
作ります。 30秒以上だと温まりすぎでゼラチン質が破壊し、
固まらなくなるので要注意!
ゼラチンは牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲンが原材料なので、
美容にも、消化吸収もよく女性には嬉しいですね☆

逆に、植物性の寒天は一度沸騰させて溶かさないと固まりません。
そんな食材のいろはも優しくわかりやすい言葉で織り交ぜてくださいます。



”八幡巻き”は初めて聞くママがほとんどでした。
いわゆる、ごぼう巻きのことで、下茹でしたごぼうを芯に、
穴子、鰻、肉などで巻き、付け焼きや煮る料理です。
もともと京都府八幡地方がごぼうの産地だったことから名前が
つけられたそうです。


ごぼうは皮をむかず、たわしで洗い、1cm角、長さ15cmに
切って、だし汁、酒、しょうゆでやわらかくなるまで煮ます。
今回はすでに正和先生が煮た状態で持ってきてくださいました。


ごぼうを豚肉でくるくる巻いて薄く小麦粉を振ります。


全員でくるくるしましょう! ごぼうは2本くらい入れて
巻いていきました。 webで”八幡巻き”を検索するとごぼう&にんじんの
組み合わせもありました。彩りもきれいでいいですね!


ごぼう”食物繊維の王様”を言われています。
腸を掃除し、発がん性物質を排出してくれる、とも言われます。
豚肉はビタミンB1とでんぷん質が豊富で、
お米の消化吸収を良くしてくれます。
そして体内で必要不可欠なたんぱく質、古いものを出し、
新しく補給してくれます。
つまり新陳代謝をよくするということです。
ごぼうに豚肉! 最強コンビですね!


フライパンに薄く油をひき、まきまきしたものを
焼きます。 巻き終わりの部分をまず下にして
焼いていきます。


付け合せの青菜(小松菜)を茹で、辛子しょうゆで
あえます。


さらにごぼうは身体を温めてくれ、豚肉のビタミンB1は
疲労感をなくしてくれるんです。
まさに夏にこそ作って家族で食べた一品ですね!


表面が焼けたら、別のフライパンにさとう、みりん、
しょうゆ、ごぼうを煮ただし汁を煮立てて、
その中にごぼう巻きを入れてお箸で回しながら煮含めます。
とってもいいにおいがしてきました〜


そしてこちらからもいいにおいが〜
"新しょうがの炊き込みご飯”が炊き上がりました。
もちろん、今回も炊飯専用鍋+炊飯モードで自動炊き!
炊き込みご飯も3合も30分くらいでできちゃいます!

漬物コーナーで売っている新しょうがを小さめに縦に切ります。
鶏ひき肉は日本酒でのばして固まらないようにします。
油揚げは油抜きをせず、細かいみじん切りにします。
全部混ぜて塩小さじ1を入れ、自動で炊くだけ。

こどもようには新しょうがなしバージョンで。

しょうがは発汗、健胃、解毒、消臭、食欲増進
冷えの解消などの働きがあります。


チーズケーキは上にチョコレートを包丁でシュレッドして
上にのせます。 とっても豪華になりました☆
冷蔵庫で2時間以上しっかり冷やして型から出して切ります。


とってもさっぱりしていてさわやかなで
優しい味です。 これなら安心してこどもにも
食べさせられる、と好評でした☆
この日が初ケーキ、初チョコレート記念日のお子様もいましたよ!


煮た八幡巻きを食べやすく切って盛り付けます。
「1本ままかぶりつきたい〜」なんて声も♪


新しょうがの炊き込みご飯は、身体がぽかぽか
血行が良くなっているのをすぐ感じました。

八幡巻きはごぼうがとってもやわらかくてあまくて
びっくりしました! こんなおいしい食べ方が
あったんですねえ〜☆


みんなで楽しくお食事タイム♪ 
ごぼうを食べさせたのは初めてだけど、だくさん食べられた」
「ぜんぶおいしい! 家でさっそく作ってみる」
「正和先生大好きっ! 料理は楽しいものなんだということを
 教えてもらえる」
「牛乳からチーズケーキができるのがびっくり!」
などなど感想をいただきました。


調理実習、お食事中、すやすや寝てしまう赤ちゃんも(^。^)
「こどもも楽しく遊んでくれたので、離れて少し気分転換にもなった」
「こどもを見ている中でお料理ができるのよい」
「寝てくれたので集中して参加できた」
「これから始まる離乳食作りの心構えもできた」
との感想も。


正和先生がよくおっしゃっているのは、
こどもにとって食事は楽しい、食卓が大好きになる
雰囲気を大人が作り、演出することが大切た、ということです。
「今日のごはんはおいしいね!」と最低でも10回は
口に出して言いましょう!
おいしい!とみんなニコニコすれば唾液、胃液がどんどん
出て、食欲が出てきます!

元気な身体づくりと楽しい食卓作りを実践しましょうね♪