正和先生のお料理教室


「待っていました!」という声もあがった、正和先生のお料理教室。
キャンセル待ちも出てしまうのが申し訳ないのですが、大人気の料理教室です。

赤ちゃんを見てもらうボランティアさん、中島さん、椎名さん、石川さんの
3人が見ていて下さるので、安心して参加することができます。

≪メニュー≫
◎たこご飯
◎おしゃれ豚汁
◎大和芋のお好み焼
米粉の蒸しカステラ

大和芋は皮をむいて、焼きミョウバンを溶かした水に10分くらい浸しておきます。
芋の表面のぬめりが取れて、作業がしやすくなり、手がかゆくなるのを防いでくれます。
ミョウバン=硫酸アルミニウムカリウム
・なす、黒豆を着ける時に、色が落ちないようにする
・煮ものの煮崩れ防止
・アク抜き
さといももヌメリが取れて調理しやすくなります。



蒸したこはごく薄い薄切りにします。
お刺身や、シーフードに使うことはあっても、みなさん、炊き込んだことは
なかったようです。

たこの咲っちょは2㎝くらい切って、使いません。
日本では昔からの言い伝えで、 食卓にとがったものは食卓に出さないということがあります。
ねぎやニラなども先はつかいません。
勿体ない、とも言われそうですが、そんな和食の心得は大切にしていきたいですね。


たこはとってもいいダシがでるので、小さいおこさんで、たこが食べられなくても、
ごはんに栄養も十分でています。
しょうがもたっぷり入っていて、身体が温まります。
切り昆布も入れて、炊飯機能で炊きます。

正和先生は切り昆布を10㎝くらいに切って、小さい容器に入れ、いつでも
使えるようにしていらっしゃいます。
料理に使うだけではなく、イライラした時にはガムのように噛むと、
唾液がでて、脳が落ち着いてくるそうです。
先生ご自身はイライラするなんて想像ができませんが。
わたしは必要かも!?
今度噛んでみます。 ミネラルたっぷりのガムになりますね。


ミョウバンにつけた大和芋をよくあらってから擦ります。
白い部分も青い部分も全部薬味切りをしたねぎを、えっ!こんなに?!と
思うっくらい、たーーーっぷり入れて、たまごも入れて、
よく混ぜ合わせます。 
種はこれだけ。 調味料もなし、粉もなし。

大和芋は太田市尾島地区が名産地です。 地盤が砂地で、よい芋ができるそうです。


フライパンに入れ、広げて伸ばします。
表面がプツプツしてきたら、ひっくり返す合図です。

ネギの香りの成分アリシンはビタミンB1の吸収をたすけてくれ、血行促進、
疲労回復、殺菌など様々な効果と働きがあるので、風邪をひかないような身体を
つくってくれます。  
特に冬にたくさん食べたいですね。

粉が入っていないので、やわらかくて扱いづらいのです。
そこで、手だけではなく、身体全体を使って、飛び上がって
ひっくり返すとうまくいく!!!!!はず!


両面が焼けたら、お皿において、熱いうちにソース、お好みでマヨネーズ、
かつおぶし、青のりをのせます。
熱いうちにのせると、かつおぶしが踊り、より美味しくみえます。
ソースはお好み焼ソースが合います。


3日間外で干した、にんじん&だいこんのbefore→after
こんなに小さくなるんですね。
ちょうど今が干し野菜を作るのにいい季節です。
気温が上がってくると湿度も上がってくるので、寒く、空っ風が吹いている時が
チャンス! 干しもの用ネットなど便利なものも売っているし、
風で飛ばされなければ、盆ざるにのせて干すこともできます。

干した野菜は、カリウム、カルシウムが凝縮され、栄養価もあがります。
冷凍するとかなり保存がききます。
ホコリなどがついてしまうので、よく洗ってから、しばらく水につけて。
汁物のばあいはつけておいた水も使います。
しいたけはねぎも干しておけますね。


”おしゃれ豚汁”は材料をすべて、1㎝角に切ります。 
一口大の具がゴロゴロの豚汁ももちろん美味しいですが、1㎝角にすることで、
ミネストローネスープのような、おしゃれな豚汁になります。

ごぼうは切ったらすぐに水に浸して、その水も鍋に入れます。
豚肉を入れて、煮立ってアクをとって、そのまま一晩おきます。
かなり脂がういてくるので、取ってから、煮えにくいものから入れて、
最後にさといもを入れて、味噌で味をつけて仕上げます。


たまごをよく洗ってから、ボウルに割りいれて、手で黄身をすくってわけます。
手で優しくすくうときれいに黄身と白身が分かれます。
たまごを割る時は、たまご同士を叩くとひとつだけきれいに割れ目ができます。
ひとつだけの時は、角ではなく、固くて平らな場所にたまごを叩くと、きれいに割ることが
できます。

卵白に砂糖を加えて行って、よくかき混ぜてしっかりとしたメレンゲを作ります。
たまごは新しくて、冷たいもののほうが、きめの細かいメレンゲができます。


メレンゲの中に、黄身をいれて、あわせておいた米粉とベーキングパウダーを入れて、
すばやく混ぜます。

米粉は小麦粉よりもゆっくり栄養となります。


あらかじめ、お湯も沸かしておき、金属製のざるに濡れた布巾(手ぬぐい)をかけておきます。
ふきんの上に、種をながして、蒸し器で強火にして25分蒸します。

ふきんや手ぬぐいの模様がうつってしまうことがあるのでご注意を!

蒸し器や、ボウルなど、お菓子を作る時は最後に使うものまで、最初に
準備しておくことが、慌てず、スムーズに作れるコツです。


左:これから蒸す種
右:もうすぐ蒸しあがり
ぽわんとしてかわいいですね


最後にねぎと木綿豆腐を入れます。
豚汁にもねぎがたっぷり


たこご飯が炊きあがりました。 
しょうがとだしのいい香りが食欲をそそられます。


”大和芋のお好み焼風”は大和芋とねぎだけで、小麦粉は入っていないので、
とってもふわふわでヘルシーです。


優しい甘さで、米粉なのでもちふわ。
こどもに作ってあげたいな、と思うカステラです。


ママも食べられるお子さんも、たくさん食べて大満足、だったようです。
たこを探って食べていた子や、豚汁を3杯くらいおかわりをしていた子も。
1歳になったばかりでもしょうが、ねぎまで食べたとビックリしていました。


正和先生のレシピは和食が多くて、何回も作りたくて、定番にしたい
メニューばかりです。
豚汁もたくさんつくっておけば何日か持ちますね。
たこご飯もおにぎりにして、公園で食べるのもいいかも。
正和先生の声とお話に癒され、美味しいランチを頂いて、とても
よい時間が過ごせたと思います。