正和先生のお料理教室


2月19日(金)あひるのこ「正和先生のお料理教室」
が行われ、7組の母子が参加してくれました。
☆☆メニュー☆☆
◎かきごはん
◎三浦大根と鶏肉の煮物
◎干し大根入り肉まん


肉まんの生地を作るのに手間と時間がかかるので、
他の材料は正和先生が下準備をしてきて下さいました。


ぬるま湯にドライイーストを入れました。
ビールみたいにブクブクブクブク〜
砂糖も加えてよく混ぜます。


強力粉+薄力粉に↑を入れます。


滑らかになるまで
十分にこね、濡れ布巾を被せて、本来は
2〜3時間置きます。
が、ここには床暖房設備が整っているので、
その上に乗せて、コートなどを被せて
置くこと約30分。


その間に中のあん(具)を作ります。
”一夜干しだいこん”
野菜の8〜9割は水分なので、干すことに
よって水分を飛ばすと、栄養成分が凝縮されます。
1時間でも干せばいいそうですよ。
大根はさらに甘みが増します。
この辺は風が強いので、干し物には適してますよね。


お肉は豚赤身肉(ヒレ)のブロックを1cm角に
切ります。 なるべく油の接種を控えること、
そして挽肉に比べ、臭みがありません。
それに、ねぎ、しょうが、干し大根(粗みじん切り)と
調味料を入れ、よく練り混ぜます。

そして等分に分けておきます。


生地が約2倍になったら、ゆっくりと押してガス抜きを
して、サラダオイルとベーキングパウダーを加えて
さらに混ぜます。


こねる手にも自然に力が入るかな?

普段家での料理には楽しさが感じられなくなっていた
けど、こうやってみんなで料理することで、
料理や育児の楽しさが味わえてよかった、
と感想をいただきました♪


生地を棒状に伸ばして、等分に切り、
中から外に伸ばすようにやわらかくします。


中にあんを入れて、中央に寄せるようにして
包み込みます。
サイズは小籠包をちょっと大きくしたくらい。
ほとんどのママが初めての経験だったので、
「こんなんでいいの〜?」
何個が作っていくうちにコツをつかんでいきました。


かきは真水でよく洗います。
海のものは真水で、
川の魚は塩水で洗う、これは基本です。
無意識に、水で洗っていたし、川の魚は
扱ったことがなかったですが、初めて知りました。


酒、みりん、しょうゆを煮立てて、その中にかきを
いれ、アクをとりながら、2〜3分煮ます。
ポイントは煮すぎないように、ふっくらしたら火を止めること。
煮すぎると硬くえぐくなります。
煮汁とかきをわけて、お米に煮汁と分量のお水を入れて
”炊飯専用鍋”で炊きます。


厚手の鍋にサラダ油を熱し、一口大の鳥もも肉を
いためます。


大きめに乱切りした大根とにんじんも加えて
いためます。 均等に火が通るよう、
お鍋ごとよくふります。

この後入れる調味料の入れる順番もポイントです。
甘さのあるもの(砂糖、酒、みりん)が先。
”味の浸透圧”といって、科学的な根拠もあるんですよ。
塩気のあるものを入れると砂糖が中まで入らなくなってしまいます。

順番も「さしすせそ」と覚えておきましょう。


おんぶは安心するし、落ち着くなあ〜♪
たくさんおんぶをすると股関節が開いてまっすぐな
足で、美脚になる、
ということも正和先生から教えていただきました。


濡れ布巾をしいた蒸し器で強火で15分ほど
蒸します。
蓋を開けたら、アラ!ビックリ!
蒸したら2.5倍くらい大きくなるんですね〜
6個余裕で入れてたのに、ぎゅうぎゅうになって
しまってます!


炊きあがったご飯は下にうっすら
焦げ目がついていて、食欲がそそられます。
かきを混ぜ、最後にハサミでわけぎを切りながら乗せます。
キッチンバサミ、こんな活用がありましたね!
早速やってみようと思います。

煮物の上には銀杏の水煮を散しました。
見栄えもいいし、銀杏も身体を温めてくれるそうです。


ワンプレートに全部乗せられました。
「いただきまーす♪」
あつあつの肉まんはおしょうゆをつけなくても
美味しくいただけました。
皮がふっらして美味しい♪


料理のこと、栄養のことで勉強になったこともたくさん
ありますが、今回、一番印象に残ったことは
「料理中もなるべく片手をあけておく」
ということです。
子供がいつ、どんな危険にさらされるかわからないから
料理中であっても、それにすぐ対応しなければいけない。
両手がふさがったり、汚れていたら対応できないから、
手でかき混ぜるところはしゃもじを使ったり工夫する。
元気に大人にさせるのが役目。
危険に対応できなかったら、おいしいお料理を作っても意味がない。

正和先生のあの優しい口調で言われると、心にすっと入って
いきます。


一般的に中華まんには”たけのこ”が
入っていますが、たけのこはアクが強く、アレルギーが
あるお子さんもいるので、そのかわりに”干し大根”を
いれると、自然の甘さもあるし、歯ごたえもよくなります。
 
市販の中華まんにはだいたいラードがはいっていて、皮がテカテカ
して、独特の美味しさもありますが、
やっぱりなるべく動物性の脂は控えたほうがいいですし、
サラダオイルでも十分おいしくできあがります。


今週の桐生タイムスに正和先生の料理教室の
写真が載っていました。
”大根料理教室”だったそうです。

あひるのこの時にも教えてもらいましたが、
”三浦大根”は幻の大根になるのではないか?と
言われているそうです。
太くて抜きにくく、農家の方の高齢化により、
収穫が困難になっているため、作り手が減っているそうです。

”三浦大根”は色が白く、甘さ、旨さ、おいしさがつまった
大根で、煮崩れないツワモノ。
今回の煮物も出汁はいれていません。
大根そのものを味わえました。
幻の大根にならないようにしてもらわないといけませんね。
おいしい素材だからこそ、大きく切って、子供にもそのものの味を
食べさせたいですね。