6月は食育月間です!

食育とは食育基本法前文より)
人が生きる上での基本であり、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの。
様々な経験を通じて、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践することができる人間を育てること。


食育基本法」 2005年制定
”食育推進基本計画” 5年ごと
食育を国民運動として推進していく
国民の食への意識向上、健康な食生活の実現
家庭、学校、地域で行う
現在第3次(2016年〜2020年)
食を巡る時代環境の変化も受け、生涯食育の手があまり行き届いてこなかった
若年層や貧困家庭のこども、ひとり暮らしの高齢者に力を入れる


⑴若い世代中心とした食育の推進 20〜30代、これから家庭をもち、食文化の継承を担ってもらう世代への食育の
改善、充実の必要性
気軽に、負担少なく、食に触れる環境づくり
⑵多様な暮らしに対応した食育の推進 貧困家庭、ひとり暮らし高齢者 望まない”孤食”を防ぐ
個人や家庭だけでは健全な食生活を実践するのが難しくなっている
コミュニケーションや豊かな食体験にもつながる”共食”なとを通じた食育を推進していく
食を通じて、地域の”環(わ)”を育んでいく

健康寿命の延伸につながる食育の推進 減塩調理の工夫…生活習慣病予防
⑷食の循環、環境を意識した食育の推進 地産地消
 食品ロスの削減…売れ残り、食べ残しを減らす
⑸食文化の継承に向けた食育の推進 和食文化継承
2013年 和食文化ユネスコ無形文化遺産に登録され、和食文化が世界的に注目を集めるようになった


桐生市の食育推進目標 
健全な食生活を実践して、食に感謝し、豊かなこころと健康な身体をつくります。
『健康は、日々の食事の積み重ね』

◎生涯にわたるライフステージに応じた食育を推進します。

◎朝食を毎日しっかり食べることを定着させていきます。
 主食、主菜、副菜のそろったバランスのよい朝食を推進します。

◎家族と一緒に食卓を囲み、基本的なマナの習得や食に対する感謝のこころを育て、
 豊かな人間形成の基礎となるよう「共食」を推進します。

生活習慣病の予防及び改善につながる食育を推進します。
 薄味の日本型食生活や野菜を積極的に摂取することを推進します。

それぞれのライフステージでの食育の取り組み

乳幼児期 
食べる意欲の基礎をつくり、食の体験を広げる
『早寝・早起き・朝ごはん』
◇乳幼児期から生活リズムをつくるために、早寝・早起きの習慣をみにつけます。
◇生活リズムとともに食事のリズムをつくります。
◇幼児期に食に関する体験をします。
◇保護者がバランスよい食事を心がけるようにします。
◇家族で一緒に食べる「共食」を通じて、食べる楽しさや食事のマナー、食べものを
 大切にする心を身につけます。 

青少年期 
食の体験を深め、成長期に正しい食習慣を習得する
『早寝・早起き・朝ごはん』
◇早寝、早起きを心がけ、主食、主菜、副菜のそろったバランスのよい朝食を
 しっかり食べて登校します。
◇家族と一緒に食事をする回数をふやしていきます。
◇農産物が自然の恵みであることや、食生活が多くの人々の活動に支えられている
 ことを実感し、食への感謝の気持ちや「もったいない」という物を大切にする
 こころを育みます。

壮年期・中年期 
健全な食生活を実践する 
『塩分ちょっぴり、野菜たっぷり』
◇壮年期・中年期は減塩を心がけ、日本型食生活の推進と野菜を積極的に摂取し、
 生活習慣病予防に努めます。
◇家庭の食事を大切にし、楽しい食事づくりと家族団らんを心がけます。

高齢期 
食を通じて豊かな生活を送り、次世代へ食文化や食に関する知識や経験を伝える
『しっかり食べて健康長寿!』
◇しっかりとバランス良い食事を摂取し、肥満、低栄養状態の予防や改善を通じて、
 「食」を楽しみ、自立した生活を送ることができるようにします。
◇減塩に心がけ、高血圧性疾患を予防します。

食育、とはこどもに対する取り組みではない、ということです。
家族、地域が一緒になって、無理せず、楽しく取り組める環境に自然に
なっていけばいいなあ、と思います。

桐生市食育の取り組み

http://www.city.kiryu.lg.jp/kurashi/kenko/shokuiku/index.html