エコ・ステーション&天然ガス自動車


桐生ガス本社構内に”ガソリンスタンド”ならぬ、
天然ガススタンド”があります。
全国にには約320箇所、群馬県に5箇所あります。
天然ガス急速充填設備で”エコ・ステーション”といいます。

なんのためにあるの?
"天然ガス自動車”の補給(天然ガス充填)のためです。
見た目は普通の自動車(トラック)なので気づかないと
思いますが、天然ガスを燃料とする”天然ガス自動車”が
走っています。
 

ガスホルダーの足元からガス導管で繋がっています。


圧縮機ユニット
圧縮の大きな音が出ています。


中にはコンプレッサーがあり、ここで天然ガス
20Mpa(メガパスカル)に圧縮されます。


一度パイプを通ります。


蓄ガス器ユニット
プロパンガスのボンベみたいですね。
通常は上から6本に蓄えられます。
下の2本は予備です。


ディスペンサーユニット
ガソリンスタンドのものと似ています。
蓄ガスユニットからディスペンサーへ送る管はマジックくらいの細さしか
ありません。


車の注入口を開けて、差し込みます。


ポンプにはガスの元栓のような弁が付いています。


これは桐生ガス車、軽のミニバンですが、後部座席の下にボンベが
2本入っていて、ここに注入されます。
約15㎥が2〜3分ほどで入ります。
トラックだと約60㎥で7〜8分かかります。


見えづらいですが、どのくらい入ったかメーターで表示されます。

社用車は社員が各自充填しますが、お客様がいらっしゃると
社員が来て充填し、伝票をお渡しします。
ほどんどが契約をされているお客様(業者様)が、天然ガス自動車ユーザーで
あればどなたでも充填することができます。


事務所の中には制御装置があり、常に安全を見守っております。

東日本大震災の際も問題なく稼動できましたので、
天然ガス車”への注目が高まりました。


緑の部分はガスが流れています。

【桐生ガスエコ・ステーション】
営業時間 8:30〜19:00
休日:第1・3日曜日 、元日


天然ガス自動車はNGV都市ガス(天然ガス)を燃料とする
クリーンエネルギー自動車です。

黒煙(粒子状物質大気汚染の原因---排出されません
SOx(硫黄酸化物酸性雨の原因---排出されません
NOx(窒素酸化物)光化学スモッグの原因---55%削減
CO2(二酸化炭素地球温暖化の原因---ガソリン車の約20%削減

世界中で約2,006万台(2014年11月現在)活躍しており
日本国内では約4万台で半数近くがトラックとなっています。

天然ガスそのものが石油代替エネルギーとして注目されており、
国の重要な政策に‘天然ガス自動車‘の重要性が位置づけられています。

この先、ますます‘天然ガス自動車‘が増えて、エコ・ステーションも
増えるかもしれませんね。

ご興味ある方はぜひお問い合わせください!