魔法の鉄鍋”ダッチオーブン”

先日、5家族でお隣、みどり市の奥、日光市
手前にある「沢入キャンプ場」で一泊してきました。

キャンプ通のパパがいて、日帰りのBBQでも
ダッチオーブン”料理をふるまってくれています。
今回もリクエストして、腕をふるってもらいました。


ガソリン・ツーバーナーも立派ですね。
あらかじめ炭火で温めておいたダッチオーブンの蓋を
バーナーに乗せたらフライパンになります。
その上に塩コショウしてニンニクを挟んだ牛肉の塊の表面を
焼きます。

そして、「炊飯専用鍋」も役立ちました。
適当に20分くらいかけて、火からおろして10分くらい
蒸らしただけですが、とても美味しいご飯ができましたよ。


その後、ダッチオーブンに入れ、炭火にかけて、約1時間
キャンプ場で本格的なローストビーフが食べられるなんて
感激ですね!
隙間に入れた丸ごとタマネギの甘いこと!
下ごしらえも何もありません。 ただ入れただけ〜
ダッチオーブンがタマネギの甘みだけを引き出してくれます。
にんにくもホクホクでとっても甘かったです。


お肉屋さんで注文しておいた丸ごとチキン
温めたダッチオーブンに油をまわしてから、チキンを入れ、
蓋をして約1時間。
外はパリパリ、中はジューシー

ダッチオーブン”はアウトドアクッキングではよく知られている
本体も蓋も全て鋳物の鉄で作られた厚手の鍋です。

↓Harman 『dutch oven 100 menu』より
「ダッチ」は「オランダの」という意味です。
オランダの貿易商が売っていたから、とか鍋を作っていた人の
名前から、とか諸説あるようです。
ダッチオーブン”はヨーロッパからアメリカに渡った開拓者達が、
屋外やキッチンで料理する際に愛用していたといわれています。

ダッチオーブン”を焚き火にかけて、豪快にお肉、野菜を焼いたり、
煮込んだり、あまり手間をかけなくてもおいしく出来上がるといわれて
います。
蓋の上に焼いた炭をおくと、ダッチオーブンから食材を包み込むように
熱が伝わり、オーブン調理もできます。
焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる、などいろいろな使い方が
できるので”万能鍋”とも言われています。


ダッチオーブン”は砂で鋳型を作り鉄を流し込む、
サンドキャスティングという方法で作られています。
鉄の塊なので重くて、錆びやすいという問題もあります。
さびを防ぐために、”シーズニング”という油を鍋になじませる
作業が必要になってきます。
また調理後も鍋を錆びさせないためのお手入れが欠かせません。
そうやって鍋を使い込みながら育てていくのも”ダッチオーブン”の
醍醐味でもあるようです。

そんな、憧れの”ダッチオーブン”が家のコンロでも
使えること、ご存知ですか?
炭で火をおこす必要もなく、お手入れも簡単。
ダッチオーブン”と対応ガスコンロがあればいつでも
使えるんですよ。


ガスプラザのショールームにある、
ハーマン製「初代+(プラス)do」
ガスコンロのグリル内で初めてダッチオーブンが使えるように
なった機種です。
ステンレストップにステンレスフェイスの本格派コンロです。


その後、こんなガラストップコンロでも、実は”ダッチオーブン
が使える機種も出てきました。
30分までのタイマー機能がついて、その後はグリル内に
放置しておけば余熱でさらにじっくりと熱が伝わります。

火が消えても、ダッチオーブンの中は温度が下がるどころか。
上がり続けることもあります。


グリルで使う”ダッチオーブン”は魚焼きグリルの大きさに合わせて
作られているため、一般の”ダッチオーブン”とは大きさも形も
異なります。
手軽に使えるように、ホーロー加工を施しているので、面倒な
シーズニングの必要もなく、お手入れも簡単です。

では、次回は実際にグリルで”ダッチオーブン”調理をしてみましょう〜♪