夏を元気に過ごしましょう!
梅雨真っ只中、あちこちでアジサイが彩りよく咲いていますね。
作物にとっては”めぐみの雨”と上手につきあっていきたいな、
と思います。
梅雨の中日の晴れ間は本当に貴重ですね。
じめっとした室内も、窓からの風と陽射しで一気に
スッキリしますね。
この時期、気をつけることはたくさんありますよね。
食中毒、熱中症対策、あとは”冷え対策”…
規則正しい生活で元気な身体を作り、湿度の高い梅雨時期と、
その後の猛暑を元気に過ごしたいですね!
【夏バテをしにくい身体の条件】
1:身体が冷えない
全身の血流がいい人は手足の末端まで酸素と栄養が
いきわたっています。
2:水分やミネラル分のバランスがいい
神経伝達や血液の流れがスムーズなので、身体の機能が正常に動く
3:胃腸が強い
栄養補給が十分でエネルギー切れにならない
4:上手に汗がかける
必要なときに必要なだけの汗をかけるので、体温調節がスムーズ
5:スタミナがある
疲れにくく、回復も早いため、強度の高い運動やストレスにも耐えられる
これからの時期、汗をたくさんかきますよね。
汗にも”いい汗”と”悪い汗”があるそうで、
いい汗をかける人は夏バテしにくく、悪い汗しかかけない人は
夏バテしやすくなるそうです。
≪いい汗の特徴≫
・サラサラとして水のよう
・ニオイはほとんどしない
・汗じみがつきにくい
・汗の粒が小さく、すぐ乾く
・必要な分だけ汗をかく
・パッとかいて、すぐとまる
≪悪い汗の特徴≫
・ベタベタとまとわりつく
・ニオイがある
・汗じみがつきやすい
・大粒の汗をドッとかく
・局所に大汗をかく
・いつまでもダラダラとかき続ける
いい汗をかいていい身体の循環にする大切なチャンスは、
ズバリ! 『入浴』です。
シャワーですませてしまう
↓
体温が上がらない
↓
汗をかきそびれる
↓
汗をかけない身体になる
↓
暑さに身体が対応できない
夏こそ、『入浴』が必要なんですね。
湯船に浸かると身体の芯まで温まってじんわり汗をかきます。
また芯まで温まってからお風呂から出れば、
しばらくするとほてりがおさまり体温が下がって行き、
自然な眠気がおとずれます。
入浴は上手に汗をかいたり、スムーズに眠りに入ったりする
絶好のチャンス!
夏はシャワーオンリーに慣れている人は、湯船にお湯を張って
浸かるのを面倒くさいと感じるかもしれません。でも少しだけ
ガマンしてお湯につかってみると、身体のこわばりがゆるむ
気持ちよさと入浴後のスッキリ感がクセになるはず。
特にクーラー冷えしている人や、冷たいものを好んで食べる人は、
お風呂での冷えのリセットが不可欠です。
ガス機器メーカー「NORITZ」、ノーリツ研究開発本部の
”お風呂博士”と言われている野中さんが勧める
【夏のおすすめ入浴方法】がガスエネルギー新聞に載っていました。
クールダウン浴
湯温: 33℃〜36℃
水位: 脇の下
時間:10分〜20分程度
33℃の目安は手で触ってぬるい程度です。
お腹辺りの感覚を目安に少し冷えた感覚になればよいそうです。
この状態でつかり続けると、暑さはどんどんひいていき、身体の
内側にこもった熱がなくなれはお湯からでます。
びっくりしますが、”寒気手前のタイミング”でいいそうです。
人の体には2つの体温があります。
「皮膚温」 平均32℃
「深部体温」平常時37℃ 脳や内臓など体の中心部に近いところ
深部体温がスムーズに下がることで眠気が訪れ、寝つきが良くなる。
寝る前にクールダウン浴を行うことで火照った体を冷まして汗を
引かせる。
そうすると活動時に活発になった交感神経は鎮まり、
副交感神経は活性化しリラックスして眠くなる。
クールダウン浴の33℃の湯につかると、「皮膚温(32℃)」より
少し高い温度に温まり、血管が拡張して血流が増加します、
体の内側にこもった熱は血流に乗って血管を流れ、外へどんどん放出
されます。
シャワーだけでは体に熱が伝わらず、温めることができません。
そのため、皮膚の血管は収縮したままで放熱は行われません。
≪入浴前≫
水分補給にコップ一杯のお水を飲みましょう。
生姜湯やシナモンティーを飲んでから入浴すると
短時間で身体が温まり、発汗が促されます。
≪おススメ入浴剤≫
身近なものでもプラスαの効果が期待できます。
◆自然塩
180リットルのお湯に大さじ1〜2杯
発汗が促されてたくさん汗をかくことができます。
普通の塩でもOK
◆ゆず・よもぎ
冷え改善の効果
◆酢
コップ1杯入れたお湯に浸かると、毛穴につまった老廃物や
汗のニオイなどを取り去ってくれます
◆日本酒・ワイン
美肌効果など
≪入浴後≫
お風呂から出てしばらくは汗は出るので、少しクールダウンしてから
パジャマを着るのが理想ですね。
浴室から出て、急にクーラーで冷えた部屋に入ったり、
キンキンに冷えたドリンクを飲んだりするとせっかく温まったのに
湯冷めしてしまいます。
急激な温度変化は血管を一気に収縮させ、身体に負担をかけてしまうので
要注意です。
≪入浴のタイミング≫
ベストなのは就寝の2時間前、と言われています。
入浴によっていったん上昇した体温がゆっくり下がってくるのがちょうど
2時間後くらいだからです。そのタイミングで布団に入ればスムーズに
眠りにつくことができます。
▲注意▼
夏バテの症状がひどい時は、無理にお風呂につかると、
ますます体力の消耗や脱水が進んで逆効果になってしまいます。
自分の体調と相談しながら安全に入浴してください。
◎夏バテ対策◎
・冷風は直接肌にあたらないようにする
・暮らしやすい湿度の目安は55%
・室温は28℃
・こまめに水分補給をする
冷たい飲み物ではなく、常温、温かい飲み物を
汗をかく前、喉が渇く前に飲むのがポイント
・十分な睡眠
・外出時は頭(帽子)と一緒に首筋(タオルなど)も守る
・バランスの良い1日3食の食事
☆スタミナをつけるビタミンB1
豚肉、うなぎ
☆すっぱいものーーー疲労物質の乳酸をエネルギーに変える
梅干、レモン
☆消化をよくするネバネバ(ムチン)食材
納豆、ヤマイモ、オクラ、モロヘイヤ、メカブ、昆布
胃腸の粘膜を守る、肝臓、腎臓の機能を助ける
☆身体のむくみを取るカリウムの多い食材
夏野菜(ナス、トマト、きゅうり、ゴーヤ)にたくさん含まれる
一年を通してみると、夏場は基礎代謝量が最も下がる季節となります。
ただでさえ代謝の低い夏にバテてしまい、さらに代謝を落としてしまったら、
代謝が上がってくる秋になっても戻らず、そのまま冬まで持ち越して
しまいます。
ずるずると代謝の低い状態が続くと、太りやすくなったり、身体の
免疫力が落ちてさまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
夏バテしにくい身体をつくっておけば、1年をとおしてバテずに
元気で過ごせます。
「暑い、ダルい」ではなく、暑い中でも積極的に動いて、
いい汗をかいて、たくさん思い出を作りたいですね!
↓ガスエネルギー新聞Web
http://www.gas-enenews.co.jp/