涼厨シリーズ - 桐生ガスプラザ日記

「涼厨（すずちゅう）」？なんじゃそりゃ？ですよね、きっと。
ホームセンターではありませんよ。
字のごとく、
「涼しい厨房」を作る教務用ガス機器シリーズのネーミングです。　
ネーミングは大阪ガスの登録商標となっています。
”エコ・ジョーズ”と同じように、メーカーの垣根を越えた、
共通省エネブランドです。

「ガス機器は熱い」・「ガスを使った厨房は暑い」といった
従来のイメージを一新する厨房機器が　”涼厨　”です。
２０１０年４月に全面施行された改正省エネ法の影響により、
様々な分野で省CO2 ,省エネ活動の推進が求められています。
フードビジネスを支える厨房環境もそのひとつで、
調理熱や排熱による室温の上昇が空調に頼る大きな要因と
なってしまっています。
暑さからくる作業性、安全性の低下も懸念されています。
そこで有効なのが、涼しい環境を実現するガス厨房ソリューション
「涼厨」
積極的に導入する事業者が増えて、業界内でも評価も高まり、
実績も増えています。

涼厨の特徴
１＜快適＞
厨房が暑くならず、快適だから動きやすい

従来のガス厨房では室温３０℃を超えることも
あるのに対し、「涼厨」は常に２５℃をキープ
驚くほど快適な環境を実現します。

２＜経済的＞
涼しいから空調負担も低減

「涼厨」なら空調負担を従来のガス厨房より約３０％
低減できるという試算もあります。
つまり空調にかかるエネルギーコストを低減でき、
CO2排出量の削減もできます。

３＜安心＞
機器表面が熱くなく、ヤケドの心配がありません。
機器の前に立っても暑さをほとんど感じないので、
作業がしやすく、快適です。
表面が熱くない、ということは煮こぼれても
焦げ付きが少ないので掃除が簡単です。

４＜簡単＞
導入や入れ替えが簡単

機器のラインナップも豊富。
機器のサイズも従来のものと変らないので、
入替えも簡単にできます。

【涼厨のしくみ】
厨房からの暑さの原因は
・機器からの輻射熱（ふくしゃねつ）→抑える
・燃焼排気の拡散　→防ぐ
輻射熱（ふくしゃねつ）とは遠赤外線による熱線により
直接伝わる熱のことです。
陽だまりのような心地よい温かさ、と表現されることが
多く、暖房機器では床暖房やオイルヒーターが代表的。

◆集中排気で燃焼排気の拡散を防止
　
◆空気断熱で輻射熱をカット
　内釜と外装の間に空気の流れをつくり、
　”冷却する構造”によって低輻射を実現します。
　　機器表面温度が低く、裸火がないため、輻射熱を大幅に
　カットでき、万が一触れてもヤケドの心配がありません。

ガスプラザに登場したのが、コチラ！
パロマの人気、２升炊き炊飯器「涼厨」タイプです。

「昔は家のガス釜で１升炊きを使ってたよ」と
たまにお客様から聞くことがあり、とにかくたくさん炊ける
んだろうな、とは思っていましたが、２升ってどれくらい？？？

１升＝１０合＝１．５キロ
つまり、一度に２０合炊けることになりますね。

下部のガスバーナーで直火で炊飯しているので、
本来は機器そのものも非常に熱くなりますが、
涼厨だとこのサーモグラフィ画像を見ての通り！
上部のみが暑くなっています。
表面温度は従来型の約１／３に低減しました。
胴体部を４層構造にしたことにより、輻射熱を大幅に
低減することができました。
万が一、ご使用中に胴体に触ってもヤケドの心配がありません。