4月5日(金)「ガスでハッピーライフ♪」

今日は月1回お届けしている、赤ちゃんと絵本の部屋「あひるのこ」
の話題を放送します。 「あひるのこ」の部屋で事前に収録しました。
<出演>
あひるのこ主宰:三澤章子さん
イクメン代表:松平博政さん

先月の放送で、桐生に”こども図書館”が欲しい!という
話題から、桐生市イクメンプロジェクト推進メンバー代表の
松平さんが去年、仕事の一環でスウェーデンに行った時に
訪れた、ストックホルムの図書館が素晴らしかった、という話を
以前うかがっていたので、今回その話をインタビューしました。


「Rum for Burn 」”こどものための部屋”という名前で、
ストックホルム中央駅横のセルゲル広場に面した
”文化会館”の4階にあります。 
0歳から12歳児までが対象で、年齢に応じてスペースが
色分けされているそうです。
広々とすっきりしてそうですね。
”こどもの図書館”とは言っても大人用の
本や雑誌もあるそうです。


この施設を作る際、脳科学者など、学者達に意見を
求め、赤ちゃん、こどもにとって使いやすい、動きやすい
ようになっているそうです。
例えば「段差」は小さい子の発達にはいいそうです。
確かに、はいはい、つたい歩き、よちよち歩きの時期から
段差が好きですね。


これが図書館? 
おしゃれなギャラリーですよね。
色使いもステキだし、この椅子に座って本を読みたいです。
こどもたちは真ん中のスペースで思いっきり遊ぶこともできます。


ちょうど、私の旅行会社時代の同僚が、縁あってスウェーデン
お嫁にいき(言い方が古いですね)ストックホルムに住んでいて、
小さい子供も2人います。 その友人にメールで聞いてみたところ、
彼女も長男が0歳の時に何度が利用したことがありました。
もちろん、本を見に行く人もいますが、小さい子連れの場合、
中で遊ばせられるからいく人も多いそうです。
冬が長く、寒い国なので、冬場や天気が悪い日は入れないくらい混んで
いる日もあるようです。

中にはピクニックスペースがあってお弁当が食べられたり、
授乳室やこども用のトイレがあるので、安心して過ごせます。
ひとつ上のフロアーにはカフェやレストランもあるそうです。


奥には工作室があって、ここでは有料のワークショップを
受けることができます。


ここのスタッフさんは市の職員だそうですが、おそろいの制服が
お洒落です。
ママさんなら一度は聞いたことがある、「BABY BJORN ベビービョルン」
という、赤ちゃんのための活気的な製品を作っている会社オリジナルの
制服だとか。
日本人から見ると、北欧の家具や内装、スタイルなど全て?がスタイリッシュに
見えますが、現地の人にとってはごく当たり前なんでしょうね。

松平さんが実際訪問した時は平日にも関わらず、パパと赤ちゃんが結構
いたそうですが、それもそのはず。
480日ある育児休暇のうちの60日は必ず父親が取れなければならない、
という法律があるからでしょう。
育児休暇を取らないのは違法になるので、会社もダメとはいえません。

スウェーデンと言えば、福祉が手厚く、男女平等の国、というイメージ
がありますよね。
時代もどんどん変わっていきますし、福祉国家といえども、実際は
良し悪し、裏表はあるようですが、子育て世代が働く環境、育児に
関しては、日本よりも恵まれていて、見習うべきポイントは多そうですね。

つい先日の”桐生タイムス”に桐生市人口減少対策検討委員会による提言」が載っていました。
桐生市においても継続的に人口が減少しており、中でも、
20〜30代の子育て世代の流出が著しいようです。
このような状況を受けとめ、対応策をとりまとめたもので、
住宅・子育て・雇用関連策が盛り込んであります。
・住宅整備
・独自の特色ある教育の実現ー教職OBにより学習支援制度
・婚活イベントの開催支援
・住みやすさを市内外にアピール
など。
今以上に子育てに優しい市になれば、桐生市で家を建てたい、
と思うはずですよね。
まずは桐生市から育児レベルを上げてもらいたいですね。