伊賀のかまどさん

ガスプラザには、”かまど”はありませんが、
”かまどさん”がありました!
長谷製陶株式会社、長谷園(ながたにえん)シリーズの
土鍋シリーズはたくさんの種類がありますが、
桐生ガスではそのうち4種類を取り扱っております。


中でも一番人気商品は、ご飯炊き名人の”かまどさん”です。
「土鍋でご飯を炊くのって火加減とか難しそう…」と
思われている方は多いですよね。
私もそうでした。
でもこの”かまどさん”は火加減いらず、なんです。
その秘密は、内部に適度な圧力を生む、二重ぶたと
熱を穏やかに伝える肉厚のなべ底構造などにあります。


かまど炊きのような美味しいふっくらご飯が食べたいので、
”かまどさん”レシピに従って炊いてみました。

お米3合に水は600cc
美味しく炊くポイントのひとつに、「水温」があります。
井戸水くらいの温度=16℃くらいがいいと言われます。
米粒の表面に細かいひびができて、まとわりつくように
吸水していけるそうです。
なので寒い冬は一番おいしく炊けます。
夏は水道水の温度は高くなるので、冷蔵庫で冷やした水で
炊くとおいしくなります。

”かまどさん”に米と水を入れて、約20分間浸します。


これが噂の中ぶたです。手に取るとビックリするほど重いです。
これだけ重ければ吹きこぼれてしまうこともありません。
穴が平行に2箇所開いています。
上ぶたには穴が1箇所開いていますが、上ぶたを置くときに、
中ぶたの穴と、垂直になるようにセットします。
そうすることによって、蒸気がうまく対流するそうです。


火力は『中強火』にセットします。
炊く時間は約13分〜15分。
コンロにタイマーがあれば間違いなしですね!

『はじめチョロチョロ』
ゆっくり温度をあげながら。米粒全体に水分を浸透させます。



『中パッパ』
一気に火力を強め、でんぷんを糊化して、米粒の細胞組織を
できるだけ健全に保ったまま全体を均等に膨らませます。
弱火で時間をかけすぎると細胞組織が崩れ、ぐちゃっとした
やわらかいご飯になります。

コンロやお米の種類、水の量などによって時間は
違ってくるので、火を止めるタイミングを覚えておいて
ください。
「上ぶたの穴から湯気が噴出し始めてから約2〜3分後」
写真ではわからないですが、湯気が出ています。

火を止めてから約15分〜20分蒸らします。
『赤子泣いてもふたとるな』
ふたを取らずにゆっくり蒸らすことで蒸気を閉じ込め、
程よい食感のご飯に仕上げます。
ふたを取ってしまうと蒸気が急速に水に変わり、
表面がべたついてしまいます。


20分経過し、2つのふたを開けました〜
湯気とご飯の甘い香りが一気にでてきました〜
表面はツヤツヤしています。

底にはうっすらおこげができました。
炊き上げ時間をもう1〜2分増やすとしっかりと
おこげができます。


上ぶたはしゃもじが置けるようになっていて便利です。
このままおひつ代わりに食卓に出せますね。

炊き込みごはんも水加減さえ間違わなければ、
同じ過程でおいしく炊けますよ。


専用の鍋敷き用陶板も付属でついています。

長谷園からは”かまどさん”シリーズとして
一合炊き〜五合炊きが出ていますが、桐生ガスが取り扱って
いるのは”三合炊き”のみとなります。

家庭のガスコンロで簡単にかまどの味を作ってみませんか。
ご飯の味がグッと変わりますよ。

↓長谷園 igamono Web
http://www.igamono.co.jp/