夏だ!アウトドアでBBQだ! 

梅雨も明け、学校も夏休みに入り、こどもたちは暑い中でも活動的ですね。
大人は暑いー暑いー、、、なんて言いながらも、
アウトドアを楽しんでいる人は多いのでは。

BBQグリルの前でタオルで汗を拭きながら、お肉を焼いてくれる
男性、ステキです! 

今はガスボンベやオイルを使ったコンロもたくさんありますが、
やぱりBBQと言ったら炭、直火ですよね。
炭から上手に火をおこして、火をコントロールして、安全に、BBQを楽しみましょう!


木炭:木材を密閉した状態で加熱し炭化させたもの
   
▼黒炭  ナラ、カシ、クヌギなど
  一般的に市販されている多くのもの
  安価で火の付きもよく、扱いやすい

▽白炭 極上の炭火焼料理を味わえる高級炭
  安定した火力で長時間使えるので
  料理の仕上がりがよい、と言われている
  たたくと木琴のような音が出る
  ”備長炭”:紀伊国田辺の職人、備中屋長左衛門(備長)が販売したことが由来
   ナナカマドからつくられるものが最上品とされる

▼成形木炭  ヤシ殻や木炭粉などを成型加工したもの。 安価で着火も速く、燃焼効率もよく経済的

炭火のおこし方    

≪基本の道具≫
・炭
・グリル …通気口を意識して選ぶ
・着火剤 …固形・パック・ジェル
・ライター …柄が長いタイプ

炎と風を駆使して素早く火おこし

1.着火剤をグリルに置く   均等に並べる

2.炭を円錐状に積み上げる   着火剤と炭との間に作った”空間”が重要!

3.着火剤に火をつける   組み上げた炭を崩さないよう、隙間から着火剤に直接火をつける

4.炭に火がつくまで待つ   炭に火が移る前に、強い風であおってしまうと着火剤だけが燃え尽きて、
   やり直し、、、となってしまうことも。 パチパチと音がし始めたら火が
   移り始めたサインなのでそこまでは我慢する

5.風を送って、火を回す   炭に火がついたことを確認できたら、うちわを使って力強くあおぐ
   上から下へあおぐ! 下からあおいでしまうと着火剤や細かい炭が
   火の粉として舞い上がってしまう。
   
6.炭が白くなれば準備 OK 炭全体が灰をかぶって白っぽくなったら着火成功。
  「おき火」というこの状態が炭の火力が安定してサイン
   炭を均等に広げたら調理スタート!


【火加減、熱のコントロール

1.強火、中火、弱火ゾーンを作る   グリルを3分割する  Three Fire Zone
   
2.網を十分に熱する   温度差によって、網と素材がくっついてしまう

3.弱火→強火で焼く   厚みのある肉の場合、最初から強火で焼くと急激な収縮作用によって
   肉汁がすぐに流れ出てしまうので必ず弱火で。
   強火で焼くのは仕上げの焼き色をつけるためのほんの数分だけ

4.余熱で仕上げる   焼きあがったら火から肉をおろし、アルミホイルで包んで、しばらく
   肉を寝かせる。 肉汁が内部に浸透して肉そのものもやわらかくなり、
   よりジューシーになる

【BBQ焼き方の種類】
直火焼き
  網などの上にダイレクトに食材を乗せて焼く
  ”THE BBQ!”スタイル
  火力調節さえしっかりできれば、薄〜厚みのある幅広い肉焼きに対応する

燻製  ベーコンやソーセージなど燻製を作る際の焼き方
  炭火にスモークチップ(木片)を振って煙を発生させて、密閉状態で低温で調理する

ロースト
  チキンなどに代表される丸焼き料理で使われる調理法。
  焼き串を回転させてあぶり焼きにする様子は見た目も味もインパクトあり!

関節焼き
  グリルの上にフライパンなどの容器を置いて、その中で調理する
  焦げやすいバラ肉や火の通りづらいスペアリブなどを焼く

遠火焼き
"強火の遠火”…魚を焼くときのコツ
  炭と焼き物の距離で火加減を調節する
対流熱を避けて強い赤外線による輻射熱を発生させるので、
均一に、おいしさを閉じこめて、中まで火がとおり、
  まさに理想的な焼き具合となります。


炭の片づけ方   

≪基本の道具≫
・グローブ…耐熱のもの
・トング
・バケツ …火を使う時は常に水を張ったバケツを用意しておく
・火消しつぼ …火おこし器になるものも。 そのまま保存もできる

大前提は「使い切る=燃やし切る」
燃え残りの炭は、食物の残飯などと違い微生物に分解されにくい性質です。
山に捨てられたビニールや空き缶などと同様、食物連鎖に乗って自然に帰るということはないので
環境破壊に直結するのです。炭は絶対に地中に埋めてはいけません!

各日に消火してから安全に処理をしましょう。



魔法の鉄鍋”ダッチオーブン
塩コショウ、ニンニクで味付けてローストビーフ


ビーフシチュー
大き目に切った牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを煮込むだけ


野菜はホクホク&お肉はトロトロ


弱火ゾーンにバケットを置けば、パリパリに。
アルミ容器にチーズを入れればチーズフォンデュが楽しめます♪


アヒージョ
具はエビ、ホタテ小柱、マッシュルームなど
 アルミ容器はとても便利!



↓日本バーベキュー協会Web
http://www.jbbqa.org/