お風呂の良さ、お風呂のある暮らし

桐生の夏の代名詞と言えば、”桐生八木節まつり”
今年は3日間、晴天で夕立にも当たらず、
しかも猛暑でもなく、風もあったりしてちょうどよい気候でした。

そしてお盆… 酷暑が続いていますね…
日中の暑さもそうですが、夜になっても涼しくなるどころか、
逆に湿度が上がっていて、熱帯夜が何日も続いているのは
初めてなのではないでしょうか…

夏は元々、毎日お風呂に入らないのですが、疲れが溜まると、
「お風呂に浸かりたい」と心底思います。
体がそれを望んでいるんですね。
毎日、入ればすむことなんですが…

私達が当たり前に「お風呂に浸かる」ことは、
全世界的から見ると、当たり前、ではありません。
海外に旅行に行った時のお風呂を思い浮かべてみてください。
日本のビジネスホテルも大体はトイレとバスが一緒で、
洗い場がなくてバスタブにシャワーがついていますが、
これは海外のホテル仕様を日本が取り入れたものですね。
例えばヨーロッパの5つ星ホテルも同じ造りですし、
部屋によってはシャワーしかなかったりしますし、
バスタブの部屋の確約は難しいです。

一般の家でも「お風呂に浸かる」ことはなく、
シャワーですませるのが普通です。
ヨーロッパと比較してみると、国土、文化、歴史が
全く異なるので、それによって入浴の習慣が違うことが
わかります。

≪ヨーロッパ≫
注:ヨーロッパも広いので一概には言えません
◆乾燥している
◆硬水なので毎日お湯に浸かると、皮脂を取りすぎでしまう
◆水道代が高い

≪日本≫
◆湿潤 汗がたくさん出る 体がベタベタする
◆軟水 浸かっても体に負担にならない
◆水が豊富

「お風呂に浸かる」良さを教えてあげたい!
ボタンひとつでお湯がたまるガス給湯器を設置してあげたい!
と押し付けたくなりますが、石灰を多く含んだお湯に体を浸ける
ことが、リラックスできるどころか、身体に負担をかける
ことになるかもしれないですよね。

「お風呂に浸かりたい」という感覚は日本人の証拠、
なのだと思います。
水道水が飲めて、毎日お風呂に浸かることができるのは、
本当にありがたいことです。
そして、家だけではなく、気軽に安く利用できる、日帰り温泉施設も
たくさんあり、少し足を伸ばせば温泉地もあります。
日本全国で温泉地は3.108箇所もあるそうです。
われらが群馬県も有名温泉どころが多いですよね。
県内には約210の温泉地があるそうです。
日本は温泉に恵まれた国土を持ち、お風呂文化は独特でユニークなんですね。

もうしばらく残暑が続きそうです。
適度に発汗して、お風呂にゆっくり浸かり、汚れと疲れを流して、
睡眠、栄養もしっかり摂り、残りも夏も元気に過ごしましょう!