2011年 石原清紫作品展「レトロ風友禅」

「2011年 
  石原清紫作品展 レトロ風友禅」

とき:3月19日(土)〜21日(月祝)
   午前10時より午後4時まで

ところ:桐生ガスプラザ2階ギャラリー


友禅染模様師、石原さんのご自宅兼工房へお邪魔してきました。
伊勢崎市中心部にある、大正時代に作られた立派な日本家屋です。


屋内もほとんど昔のままだそうです。
大正〜昭和のドラマのロケ地に来たみたいですね。


2階の全スペースに地染めをした生地がハンモックのように
吊られています。
”張り手”というらしいです。両側をひっぱって地色を染め、
彩色をします。


2階縁側もとっても雰囲気がよいです。全面から日が当たって、
つるしながら模様をつけるのに適しています。


細分化された工程のある友禅染ですが、石原さんは
構想図案から下絵、糸目糊、色挿し、地染めまでトータルに
携わっています。
友禅染め模様師”さんという肩書きになるそうですが、
日本には300人ほどいらっしゃるそうです。


新作で来る展示会の作品です。
上品な光沢があってとっても素敵です。


着物には全く縁遠い私ですが、
恐縮ながら、袖をとおさせていただきました(汗)
思ったよりもすごく軽くて驚きました。
羽織っただけですが、自然と背筋がシャン!となります。


霞がかったスモーキーな色で、とっても素敵です。
春・秋の植物がたくさん描かれています。

元々は図案を描くことが専門でしたが、独立されてから
独学で染めの技術を身につけた石原さんです。

図案のイメージは”着る人(石原さんの中のモデルさん)”から
イメージをふくらませるそうです。
図案を描くときは平面ですが、それが立体となり、曲線に
なるので難しいですよね。

とっても楽しそうにたくさんお話していただきました♪
もう来年の展示会のアイディアもどんどん浮かんでいるとか!

楽しみですね☆